国慶節

こんばんは。
アイ・オーダートレーディングの何(カ)です。

10月1日は中国の国慶節でした。
日本でいうと、建国記念日です。

中国では10月1日から7日までお休みで、
代わりに10月8日(土)と10月9日(日)は出勤日扱いとなります。

10月1日の朝、
北京の天安門広場でいつも盛大な国旗掲揚式が行われます。
そのため、地方からわざわざ見に来る人が大勢います。

初めて北京旅行に行くなら、絶対外せない所があります。
「天安門」、「万里の長城」、もう一つは「故宮(こきゅう)」です。

「故宮」はご存知ですか?

「故宮」は昔、中国の皇帝が住んでいた所です。
年間受入観光客数1,230万人で、
「中国の観光名所トップ100」のNo.1です。

「天安門」は実に、「故宮」の一番外側の城門の一つです。

大型連休のために、「故宮」の入場者は8万人に制限すると発表しました。
しかし、混乱を引き起こしたら危険と予想し、急遽制限を解除しました。
その結果、一日(10月2日)だけで入場者数約13万に達したそうです。

中国の「敬老の日」は旧暦の9月9日で、「重陽節」と言います。
旧暦のため、毎年、日が違います。
今年は10月5日で、連休と重ねました。

中国の古人は9を「陽数」(陽の数字=奇数)として、
陽の重なる9月9日のことを「重陽」と呼びました。

中国語で「九(jiu3)」と「久(jiu3)」の発音は同じです。
「9」は数字の中で一番大きい数字で、
永久、長寿の意味があります。
昔、「9」という数字は中国の皇帝しか使えなかったそうです。

習慣としては、山を登ったり、「重陽?」という餅を食べたりしています。

「重陽節」は「敬老の日」になったのは1989年のことでした。
もっと前にあったと思いました。

ここ数年、中国の高齢化が急速に進んでいて、
各地方の政府機関や団体など、「重陽節」を重視し始めています。
地域によって、高齢者が政府から特別手当をもらえることもあります。
中国経済の発展は速いですが、
しかし、高齢者の年金や医療、介護に関する問題が、
まだ解決していないのが現状です。

絶対日本に学ばなければいけないと思います。